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出産~術後直後

*  いよいよ出産~手術後 *
目が覚めたのは、喉の乾きからか。
夫と看護婦の声が聞こえてきた。でも目が開けられない。自分がどういう状況になってるのか分からない。
「奥さんにもっと痩せてもらいなさいねぇ~」
という声がする。悪かったわね、太っちょさんでっ。でも声からして知ってる看護婦さんだなァと言う気がした。
旦那の名前を呼んでみた。自分がびっくりする位声がしわがれているのに驚く。その事にびびってしまった。
子供は?
気になる・・・。感動の対面も何もやってないから・・・。更には子供の性別も隠してたから・・。
「男の子、元気やったで」 声かけてやった? だっこしてやった? いいたいが声がなかなかでない。誕生した我が子を、夫が抱いていて欲しかった。
しかし、夫はだっこしてないらしい。看護婦が見せに出てきて、すぐに連れて行ったそうだ。
「へその緒がゆるく結ばってたんやって。そのまま自然分娩してたら固結びになってたやろうな」
時間を聞いたら、11時。でも目が開けられない。旦那もそろそろ帰るなァ、といって帰ってしまう。私は再び眠った

後で夫に聞く所によると、この時の私は、酸素マスクをつけていたらしい。
夫にしたら、妻が息も絶え絶えに酸素マスクしながら「こ・・ども・・」とひたすら言うので
ひん死の重傷のような感じで焦った
と申しておりました。

私が目が覚めたのは翌日。
そろそろ入院する部屋に移動するよ、と、看護婦さんがやってきた。
しかし困った事が・・・。入り口が狭く、ストレッチャーが部屋に入らない。車いすも使われていてないという。
悪いけど、自分で部屋の外のストレッチャーまで移動できる?
というかそれしか、方法ないんですよ・・・。しくしく。術後15時間位で自分で数歩歩きました。切ったとこ開いた!! という位の激痛でした。
同じ階に新生児室があり、自分で歩けるんなら赤ちゃん見られるけどどう? と聞かれましたが、無理、無理!!
誕生した我が子への対面は、こうして日延べされていったのでした・・・


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